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Wales, United Kingdom
日本と英国を行き来する2人のバイリンガルキッズの母。ロンドンで生まれた子供たちを連れて日本へ。横浜で英語で創作絵本を作るキッズ・クリエイティブ・ライティングの教室を開き、英語の絵本の出版。小学校で不登校になった息子を連れて、またまた英国へ。イギリスの自然と息子のテニス・トーナメントの応援と野菜作りを楽しむ日々を過ごしていましたが、社会人学生として大学に入学。

2015年1月14日水曜日

イギリスの学校 欠席と罰金制度 その2 

欠席率の通知

学校を欠席したら罰金を払わないといけないイギリスの学校。

学期初めに学校で配られた罰金制度のパンフレットを息子が持って帰ってきた時、困惑した母でした。

 不登校生だった息子はようやく通学できるようになったら、今度は学校がお休みとなると不安を感じます。

 「また、学校にいけなくなったらどうしよう?」
「これがきっかけで学校に戻ることができなくなったら。」 

不登校生が毎日登校できるになったからといっても、理由がはっきりしたわけではありません。 


なぜか学校にいけなくなって、なぜか登校できるようになったか。

 不登校生だった息子も、そして、不登校生を持っていた母も、未だに
「不登校が何だったのか」「なぜ解決したのか」も分からずにいるのです。 

イギリスの学校欠席者への罰金制度。子どもが学校を休んだら親は罰金を払わないといけない。
まるで犯罪者のような取扱い。

「学校を休んだら親に罪が問われることを子ども達はどう思うだろう。 」
不登校生の親はこんなことにも過敏になってしまいます。 

目標達成だけの出席率


イギリスに引っ越してから登校できるようになった息子が学校をお休みした日は片手に余ります。
インフルエンザで高熱が出た時だけ。

さすがにインフルエンザでは学校もお休みさせてほしいでしょう。。。と思っていたら、9月の新学期が始まってからわずか数週間後の11月に学校から手紙が届きました。 

” I am writing to inform you that your son’s attendance up until October half term was 92.11%. This is below the legal requirement for Wales of 95%. Should this level of attendance drop further, it will have a detrimental effect on your son’s progress in school...We will continue to monitor his attendance as a school on a weekly basis... ”
内容は
 「息子さんの今学期10月までの半学期間での出席率は92.11%でした。これは、ウェールズでの法的規定の95%に足りません。 これ以上出席率が下がれば、学業の進展に大きな有害となるでしょう。。。これからも息子さんの学校の出席数を週ごとにモニターして行きます。」

 母の開いた口はふさがりません。

 なぜかって、新学期が始まってから10月の半学期までの学校日数は35日間。この35日中、息子が39度前後の高熱が出て欠席したのはわずか3日間。

学校にも毎朝連絡してあったのにも関わらずにこの通知は何を意味するのでしょうか。

目標数があるから数字だけを見て。」という悲しい結果に傾いているような気がしてなりません。


学校を休んだ3日間、息子は熱の為にまともに食事も喉を通らず、熱が下がって立ち上がった時に、もともと痩せ気味の身体は更にやせ細っていました。

 警官の写真が表紙に写っている学校欠席の罰金制度のカラーパンフレットを見た時「まるで駐車禁止の罰金制度」みたいと感じた母の予感はあたっていたのでは。


 学校に行けなくて辛い思いをしてきた息子を持つ母は、欠席率の数字だけを見て脅しのような通知を送ってくる学校の態度に心が痛みました。



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